第8号 #08

KBT MAGAZINE

颯多物流株式会社

INTERVIEW

お客さんを待たせないことによって
生まれるのは「信頼」。
誰よりも早く反応し、対応してくれるところ、
そういうところに人も物もお金も集まります。

#06
KBT-GROUP城北店 颯多物流株式会社
代表取締役 佐々木 幸司さん

全国のFC加盟店の仲間に会いにいく連載インタビュー企画

KBT-GROUP城北店 
颯多物流株式会社
佐々木 幸司代表取締役

img01
--
ドライバーからスタートされてお仕事を始められたということですが、KBT-GROUPに加盟したきっかけ・独立したきっかけを教えていただけますか。
佐々木さん
5年前にワイズエキスプレスさん(KBT-GROUP戸田店)にてドライバーを始めました。
その前はとび職で働いていましたが、震災があり、高いところにあるパイプ1本の上にいて揺られ危険な仕事だと実感して、長く続けることは難しいと感じました。今後長く続けていける仕事は何なのか2年間ぐらいずっと、とび職をやりながら求人誌で仕事を探していた状況だったのです。
そんな折に、仲間内で軽貨物の仕事が話題になっていたため、区切りがよかったのでやってみようと思いました。求人誌で見つけたワイズエキスプレスさん(KBT-GROUP戸田店)のドライバーとして実際働いてみて、とても稼げるなと実感しました。車の運転も好きで、体力もあり、場所も家から近く良かったです。ただ、委託ドライバーとして頑張っていく中、子供が大病を患っていて正直もっとお金が必要になりました。そこでワイズエキスプレスさん(KBT-GROUP戸田店)の吉川社長に相談し、独立の話をいただきました。「同い年の吉川社長ができるなら自分もできるだろう。プライドかけてやってみよう。」と思い、独立したのがきっかけです。
--
KBT-GROUPのオーナーさんでもドライバー経験の有無は様々ですが、その中で佐々木社長はどのぐらいの期間走っておりましたか?
佐々木さん
10月からはじめて2ヶ月で独立の話をいただいて4月に独立しました。
子供が3歳0歳で小さかったですし生活資金も必要だったため、独立の際まずは資金集めに走りました。北海道出身なのですが、実家のおばあちゃんと親戚に頭を下げ、まとまった資金を借りることができて、ある程度の下準備を3月くらいにして4月に一気に畳み込むかのようにして家族を支えていきました。
最初は自分ではドライバーとして走らず、集めた資金を生きるお金にするために、営業を取って、求人を打つことに専念し、借金を1万円でも2万円でも必ず返していけるだけの利益を生まないといけないと考え、がむしゃらに頑張りました。
パソコンで自作の名刺を作り、たぶん1ヶ月で営業を100~150件まわったと思います。
はがきサイズくらいで求人広告をプリントしてポストインしたり、身近なドライバーさんに声をかけて引き抜いたり、2~3ヶ月くらいそんな生活を送りました。
あっという間にドライバーさん10数人集まりまして、その時に自社案件でまわしていたので利幅はもちろんありますし、ドライバーさんがいるだけでも自分たちのところだけでやっていけるようになりました。
img02
--
ドライバー経験が短い期間で、割りとすぐ経営に移られた状況のようですが、ドライバー時代のお話をお聞かせください。
佐々木さん
ドライバーとしては自分では天下一品だと自負しています。そこら辺のドライバーさんにも、今でも配達は負けないと思っています。
もともと営業マンもやっていたし、大昔にパチンコ屋の店長もやっていたので、経歴が今になって生きてきているなと感じています。やっぱり運送もサービス業なので、配達は「早い」に越したことはないです。勿論、お客様のところに行ってのクレームなどは起こしてはいけないのは当然です。
ワイズエキスプレスさん(KBT-GROUP戸田店)のドライバー時代、吉川社長にも色々な仕事を回してほしいと、勉強させてほしいとお願いしました。宅配もスポットでやり、スポットで現場に行っていきなり、埼玉岩槻区全域で荷物200個持たされたりしました。(笑)
ぼくも意地になって200個配達やりましたが、普通の人だったら100個も回れないと思います。いきなりやっても、ぼくはやれるという自信がありました。
今はその時の経験が役に立っています。
--
運送に関してのセンスが良かったのですね。経営に関してはどのように違いがあるでしょうか。
佐々木さん
ドライバーだったらドライバーで、どうやったら稼げるのか考えました。一方で、経営者なら経営として何をすればいいのかは違います。
KBT-GROUPの加盟店として、まずはドライバーさんを入れて、KBT-GROUPの仕事を紹介して貰う-というベースがありますが、そのあとそれをどう自分の会社という色に染めてどれだけ活性化させていくか。それが社長の腕だと思っています。 その腕にもやっぱり「信用」や「努力」が必要で、時代のニーズがあって世の中の流れを知る必要がありますね。運送業・軽貨物の世界で「巷で今どんな仕事が今流行っているのか。」「どういったところに今仕事があるのか。」そういった情報収拾は大切です。
そして、半年後・1年後、どういった感じになるのかを見越して、会社の売り上げや流れを変えていくという事を常に考えています。
実は、昔からX JAPANが好きなのですが、YOSHIKIさんが「瞬間の美学」っていうことを言っているのです。すごく奥深い言葉で、それを頭の中に常に入れ、意識しているようにしています。
仕事としてこの言葉を意識する際、「どれだけ集中力を持って物事を捉えられるか。」という風に考えています。人間の集中力は1日15分と言われていますけれども、その15分をいかにして使ったら良いのか意識しています。
例えば1つ仕事があったとして、それを小さい仕事だと思うか、「ひょっとしたらこの仕事は化けるかも」と意識するかによって違ってくるなと。経営につなげるのであれば、「そこからどうなるか」を発想していくようにし、あとはどうパズルを組み合わせればいいのか考えていけば良いので、どうやって持ち駒を使えばいいのか、というところを集中力研ぎ澄ませて考えることを重点的に行っています。だから、このインタビューでぼくの集中力は初めの15分で使い切りました。(笑)
img03
--
佐々木社長はストイックで、スピード感を大事にされているのですね。
佐々木さん
そうですね。どの仕事も同じだと思っています。
運送業に関して言えば配車がそうですが、スピードが大事です。
例えばお付き合いのある会社さんに配車のご協力をお願いしたい時に「今からチャーターいけますか。」などをLINEで一斉に送るのですが、5分で返答をくれるお付き合いのある店舗さんがいます。詳細は後でいいのでいけるか・いけないかすぐに返答が貰えることで、リアルタイムでお客さんに「その仕事を受けられます。」と連絡できるのです。そのぐらい、スピードを大事にしていますね。
お客さんを待たせない環境をつくることによって生まれるのは「信頼」です。運送業は、スピードを求められる仕事です。待たされるよりは、反応してくれる・対応してくれるところ、そういうところに物もお金も人も集まるのですよね。
颯多物流は凄い。早い。ここに任せておけば大丈夫だ、と言われるよう、周囲への教育にも力を入れています。
--
忙しい人に仕事を頼んだ方が、仕事が早く上がるっていいますよね。暇な人に渡すと結構ゆったり仕事されますが。(笑)
佐々木さん
忙しい人の頭の中って高速回転しているんですよね。色んな引き出しもありますし。 KBT-GROUP代表の岩本社長もものすごいと思います。常に何か考えています。
img01
--
今後どのように発展していきたいか、どういう所に力を入れていきたいか、展望をお聞かせください。
佐々木さん
自分の経営学の中でこれだけは守らなければいけないということがあります。
「絶対に売り上げをさげない。」ということです。
前年比じゃなくて、前月の売り上げも絶対下げないように頑張っています。なかなか思い通りにはいかないけれど、その気持ちを持って取り組むことが大切だと思っていて、意識しているためうちの会社は下がらずにいられています。うまくいかなかったら策を練らなければいけないし、あとはどうやって実行してくかですよね。
軽貨物の仕事をまわして何が生まれるって言うと、うちは荷主様との信頼なのです。それが後の売り上げに繋がっていきます。継続は力なりとはいいますが、最低限うなぎ登りじゃなくても1円でも2円でも売り上げを下げない意識が大事ですね。大きな目標を言うならば、月商1億円はいってみたいですね。
あと、プライベートのほうですが、独立当初家庭の方を疎かにしてきたところがあるので、少し早めに帰って、普通のお父さんを見せてあげたいなと思っています。家族と一緒にご飯食べて、一緒にお風呂に入って、家事も手伝って、朝も子供と一緒に家を出て、暦通りに休む。今は子供にとって1番いい生活を選んでいますね。家庭を大事にしたいなと。
そのように、現在5期目でようやく公私ともに自分を見つめ直す時間ができ、日々を過ごしています。仕事は仕事でこれまでのように売上を下げないように邁進し、家庭との両立も両方頑張りたいです。
プロフィール写真

オーナープロフィール

KBT-GROUP城北店 颯多物流株式会社

代表取締役 佐々木 幸司さん

1979年、北海道生まれ

座右の銘:今を研ぎ澄ませ。後悔は死んでから!

いままでやってきたお仕事:建築業。運送業など